なぜ"心と仕事に余裕を持たせるプロジェクトマネジメント"を届けたいのか
- 濱中 希

- 5月14日
- 読了時間: 4分
更新日:5月15日
仕事、家事、育児、などなど日々いろいろなことに取り組んでいると
「やることが多すぎる」
「どこから手をつければよいか分からない」
「気持ちがざわざわしてずっと落ち着かない」
そんな状態に陥ることがあります。
私はこれまで、プロジェクトマネージャとして務めるなかで、自分も、他人も、そういう状況に陥っている場面を何度も見てきましたし、多くの"混乱"と向き合ってきました。
そして、気づいたことがあります。
仕事の複雑さは、心の複雑さと連動している。
心が落ち着けば、やることはおのずと整理される。
この気づきを、勤め人だけでなく多くの方にしってもらいたいと思い、Flow BASEを立ち上げました。
前々職でPM研修の担当をしていた頃、ありがたいことに受講者の方からよくいただいた言葉があります。
「説明が非常に分かりやすい」
「濱中さんのほかの研修も受けてみたい」
「資料に思いがこもっているのがよくわかる」
私は、プロジェクトマネジメントはただの"効率化技術"でも、"管理すること"でもなく、"物事を整理して心を落ち着かせるための技術"として伝えていました。
課題管理においては完了条件まで定めることで「何が終わればクローズするのか」が明確になること。品質管理においては最初に「どうなれば高品質と呼べるのか」という基準を定めること。EVMについては計算式の記憶が重要なのではなく、現状把握と将来予測をするためのツールであることを理解すること。WBSはタスクの構造化であり、その落とし込み方のカギを握るのはシミュレーションであること。
一見難しいと思われがちなコンテンツに対しても、PMBOKでいわれるような手法だけでなく考え方のポイントをしぼって伝えることで受講者の方から先ほどのようなお声をいただいてきました。
そのお声を聴くたびに「プロジェクトマネジメントは多くの人を救うことができるのではないか」「救われた人に心の余裕ができれば人が人に優しい社会ができるのではないか」と本気で思うようになりました。
文章や資料の作成についてもそうでした。よく「文章が非常にうまい」と学生の頃から褒めていただくことが多かったのですがそれは文章を書くテクニックがあるのではなく、複雑な状況を物語のようにほどいていくこと、ストーリーだてることが得意だったからです。
何が本質なのか。どこが渋滞しているのか。どの日本語を選択すれば読み手に正しく伝わるのか。こういったことを丁寧に整理していくと資料は自然に"伝わる形"になります。
よく、たくさん文字を敷き詰めたパワーポイントの資料を見かけます。一見、時間もかかっているし物事をたくさん考えているようですごいな、と思うのですが読み込んでいくとストーリーだっていなかったり、内容が重複していたりします。これでは、作成者も読み手も考えが整理できず、心も整いません。量ではなく質を重視し、生きた文章、思いのこもった文章、読み手のことを第一に考えた文章。この3つを軸にすれば"伝わる資料"ができあがります。
伴走支援については「なんとなくぼんやりしたトラブル案件」「トラブルが起こりそうな予感のする案件」「大規模案件で迷子になっているPM」などを数多く支援してきました。彼らの能力が低いのではなく、状況整理、交通整理ができていないだけです。私は自分のやり方を押し付けることはいたしません。一案としてより良い手法はお伝えします。が、急がせることもいたしません。状況を一緒に整理し、本質を見つけ、その人が自然に動くことができるペースを見極める。そうすることで本人は「気づいたら前に進めていた」という状態になります。この"静かな前進"こそがFlow BASEが大切にしている価値観です。
ーなぜ私は「余裕をもつためのプロジェクトマネジメント」を届けたいのか。
理由はシンプルです。整って余裕ができた人は優しくなれるから。
優しい人が増えれば、チームや組織、会社、社会の空気は穏やかになり、物事はスムーズに進み、皆が健やかに過ごせます。
そしてその優しさ、健やかさは静かに、でも、確実に、広がっていきます。
私はその"最初の小さな波"をつくりたい。
そのために、
心にも仕事にも、プロジェクトマネジメントで余裕をもつための支援
を届けています。
私はFlow BASEの活動を通じていつか3つの場所を作りたいと思っています。
・犬と人が安心して過ごせるドッグラン
・本と静かに向き合える(内省)ブックラウンジ
・誰かと語り合えるスナック
どれも、自分に余裕ができたときに自然と生まれる優しさ(人だけではなく動物へ。自分と向き合い自分に優しく。初めて会った誰かへ。)を形にした場所です。
プロジェクトマネジメントという考え方を通じ、そんな未来の種をまきたい。
それがFlow BASEの物語です。


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